法隆寺俳句コンクール 入賞者が決まりました(2016年3月1日)

正岡子規が「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んでから120年にちなんで昨秋、法隆寺や聖徳太子を題材とする俳句を募集した「法隆寺俳句コンクール」の入賞者が決まりました。

 ジュニア(小学生~高校生)と一般の両部で計1914人から3441句の応募があり、俳人の坪内稔典さん、長谷川櫂さんらが審査しました。

 入賞者は次の皆さん(敬称略)です。

◆ジュニアの部 
【最優秀賞】
法隆寺千四百回目の立秋 竹内幸輝(東京都八王子市立みなみ野中3年)

【法隆寺賞】
一粒のどんぐり胸に法隆寺 鹿山明星(あかり)(埼玉県立所沢高1年)

【読売新聞社賞】
柿の箱祖母から届く秋の声 田嶋優希(武庫川女子大付属中3年)

【審査員特別賞】
星のない町にずしりと吊(つ)るし柿 横溝麻志穂(仙台市立吉成小5年)
柿の種二つに割ると蟻(あり)の匙(さじ) 伊豆田真山(京都学園中3年)
梨食ってあなたの体はエンタシス 笹山和真(八王子市立みなみ野中3年)
食べるたび好きになってく柿が嫌 高橋朋花(武庫川女子大付属中3年)

【岩谷産業特別賞】
法隆寺千年前と同じ秋 進藤隆也(八王子市立みなみ野中3年)

【ビーバンジョア特別賞】
干し柿や音符のようにぶら下がり 船田愛子(大阪府岸和田市立常盤小5年)

【優秀賞】
子規も食べぼくも大好き奈良の柿 佐田裕斗(奈良学園小3年)
柿食べてかぜふきとばせ受験生 鎌田悠梨子(京都聖母学院小6年)
まっすぐの憲法のように柿の木が 中森遼(同)
秋の空五重の塔のかま光る 島本敦裕(岐阜県関市立瀬尻小6年)
柿たべて見上げた先も柿の木だ 下村朱音(兵庫県宝塚市立長尾小6年)
いいてん気法隆寺で柿食べた 山田悟輝(同)
法隆寺イチョウが作る金の道 牧野樹(兵庫県三田市立つつじが丘小6年)
時超えて太子とつなぐ曼珠沙華 山本千尋(愛知県大府市立大東小6年)
いわし雲その真下には法隆寺 松田光由(京都学園中1年)
柿の木も風に逆らい反抗期 有村将(大阪桐蔭中2年)
シャッターを押すと九輪にいわし雲 小林加奈(八王子市立みなみ野中3年)

◆一般の部 
【最優秀賞】
夢殿の中に又(また)夢秋深む 音羽和俊(神戸市北区)

【法隆寺賞】
法隆寺千の良夜を知る伽藍(がらん) 坂石佳音(三重県伊賀市)

【読売新聞社賞】
空澄めば法隆寺への道近し 山田佳代子(京都市伏見区)

【審査員特別賞】
月冴(さ)ゆる子規の咳(せき)聞くやうな夜 小田和子(兵庫県明石市)
夢殿を巡りて冬の蝶(ちょう)となれ 佐藤繁正(埼玉県朝霞市)
夢殿にさやかに女学生溢(あふ)る 浜田武寿(奈良県斑鳩町)
秋冷の夢殿へ晴れ女たち 山田まさ子(奈良県大和郡山市)

【岩谷産業特別賞】
緑立つ道まつすぐに法隆寺 上脇立哉(広島県三原市)

【ビーバンジョア特別賞】
風光る絵筆の先に法隆寺 島地佐誉子(奈良市)

【優秀賞】
今歩くすすきの道は太子道 石田幸和(奈良市)
柿落葉栞(しおり)としたる孤愁かな 岸野孝彦(神戸市東灘区)
風花や仏陀に重き耳飾り 庄野いく子(徳島市)
夢殿の朝の始まり小鳥来る 高橋八重子(兵庫県芦屋市)
柿色の夕日の中に君が居て 田中記美枝(大阪府枚方市)
柿たわわ私たわわの日和かな 本田すみ(京都市上京区)
法隆寺杖(つえ)つく砂利の音爽やか 三木ひろし(奈良市)
路地の子に柿爆弾が炸裂(さくれつ)す 村田一広(甲府市)
柿の皮アンドロメダの渦描く 森下博史(仙台市若林区)
夢殿やまた来てくるり赤蜻蛉 山縣孝子(茨城県鹿嶋市)

主催:
法隆寺、読売新聞社
協賛:
岩谷産業、ビーバンジョア