日本パラスポーツ賞

「日本パラスポーツ賞」は、国内外の障がい者スポーツ競技会で優れた成績を収めた選手・チームを表彰するため、2016年に制定されました。

 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の登録団体および日本パラリンピック委員会の加盟団体から推薦された選手・チームを対象に以下の各賞を贈ります。

 ※2020年の「第5回日本パラスポーツ賞」の選考は見送りとなりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内外の主要大会が次々と中止や延期に追い込まれ、アスリートの競技活動をめぐる環境が著しく制約を受けているためです。
 19年12月~20年11月だった選考対象期間を21年11月までの2年間に拡大し、改めて選考、表彰を実施する方向で検討しています。

陸上・佐藤に大賞

 今年の国内外の障害者スポーツ大会で、優れた成績を収めた選手やチームを表彰する第4回日本パラスポーツ賞(読売新聞社制定)の選考委員会が2019年12月6日、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれ、大賞にパラ陸上世界選手権の男子1500メートル(車いす)、400メートル(同)で2冠に輝いた佐藤友祈(ともき)選手(30)(WORLD―AC)が選出された。佐藤選手には奨励金200万円、日本パラ陸上競技連盟には同300万円が贈られる。優秀賞にはパラ競泳世界選手権男子100メートル平泳ぎ(知的障害)を世界新記録で制した山口尚秀(なおひで)選手(19)(瀬戸内温泉スイミング)、パラスキー世界選手権20キロクラシカル優勝の川除(かわよけ)大輝選手(18)(日大)、聴覚障害者テニス世界選手権金メダルの喜多美結選手(21)(関西大)の3人が選ばれた。

 新人賞は、パラバドミントン世界選手権女子シングルス(車いす)で金の里見紗李奈選手(21)(NTT都市開発)

大賞

陸上 佐藤友祈(WORLD―AC)

優秀賞

知的障害者水泳 山口尚秀(瀬戸内温泉スイミング)
スキー 川除大輝(日大)
聴覚障害者テニス 喜多美結(関西大)

新人賞

バドミントン 里見紗李奈(NTT都市開発)

佐藤 世界2冠評価

 日本パラスポーツ賞は、昨年12月から今年11月までの成績を対象に受賞者を決定した。6日の選考委員会では藤田委員を座長に選び、各委員が各賞の候補を推薦した。

 大賞は山口の名前も挙がったが、世界選手権2冠の佐藤への支持が大勢を占めた。「期待されて臨んだ中で取った金。価値は高い」(増田委員)、「誰もが認める第一人者」(山脇委員)との声に加え、競技普及への貢献度も加味され、大賞に決まった。

 このほか、陸上男子400メートルリレー(切断など)や車いすテニス女子の上地(かみじ)結衣(エイベックス)らの名も挙がったが、受賞に至らなかった。

優秀賞には世界選手権を制した気鋭の3人を選んだ。世界新で優勝した山口と強豪を破っての栄冠となった川除は、高い競技力が評価された。喜多については、「パラが盛り上がる中、デフ(聴覚障害)スポーツに目を向けることも大事」(鳥原委員)との見方もあった。新人賞の里見に関しては、「パラバドミントンは子供にもなじみがある中、花のある選手」(大日方委員)との声も上がり、満場一致での選出だった。

◇日本パラスポーツ賞選考委員
大日方邦子(日本パラリンピアンズ協会副会長)河合純一(日本パラリンピアンズ協会会長)田中暢子(桐蔭横浜大教授)鳥原光憲(日本障がい者スポーツ協会会長)藤田紀昭(日本福祉大教授)増田明美(スポーツジャーナリスト)山脇康(日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会委員長)=以上敬称略、50音順
▽読売新聞社 山口寿一(グループ本社代表取締役社長)福士千恵子(東京本社取締役事業局長)

(2019年12月7日読売新聞)

歴代受賞者
第4回(2019年)
大賞=陸上・佐藤友祈(WORLD―AC)、優秀賞=知的障害者水泳・山口尚秀(瀬戸内温泉スイミング)、スキー・川除大輝(日大)、聴覚障害者テニス・喜多美結(関西大)、新人賞=バドミントン 里見紗李奈(NTT都市開発)         
第3回(2018年)

大賞=スキー・村岡桃佳(早大)、優秀賞=スキー・新田佳浩(日立ソリューションズ)、 優秀賞=車いすテニス・国枝慎吾・(ユニクロ)、新人賞=競泳・宇津木美都(みくに)(京都文教高)

第2回(2017年)

大賞=車いすテニス・上地結衣(エイベックス)、優秀賞=聴覚障害者バレーボール・女子日本代表チーム、聴覚障害者水泳・藤原慧(日大)、新人賞=陸上・前川楓(チームKAITEKI))

第1回(2016年)
大賞=競泳・木村敬一(東京ガス)、優秀賞=ボッチャ日本チーム、車いすラグビー日本代表チーム、新人賞=陸上・佐藤友祈(WORLD―AC)、新人賞=陸上・辻沙絵(日体大)