日本パラスポーツ賞

「日本パラスポーツ賞」は、国内外の障がい者スポーツ競技会で優れた成績を収めた選手・チームを表彰するため、2016年に制定されました。

 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の登録団体および日本パラリンピック委員会の加盟団体から推薦された選手・チームを対象に以下の各賞を贈ります。

日本パラスポーツ賞 競泳・木村に大賞

 2016年の国内外の障害者スポーツ大会で優れた成績を収めた選手やチームを表彰する第1回日本パラスポーツ賞(読売新聞社制定)の選考委員会が7日、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれ、大賞に9月のリオデジャネイロ・パラリンピックで銀2、銅2の計4個のメダルを獲得した競泳男子(視覚障害)の木村敬一選手(26)(東京ガス)=写真=が選出された。

 木村選手には賞金200万円、日本身体障がい者水泳連盟には同300万円が贈られる。

 優秀賞にはリオ大会銀メダルのボッチャ日本チーム(脳性まひ)と、銅の車いすラグビー日本代表が選ばれた。新人賞は、リオ大会の陸上男子1500メートル(車いす)と400メートル(同)で計2個の銀に輝いた佐藤友祈(ともき)選手(27)(WORLD―AC)と、陸上女子400メートル(切断など)で銅を獲得した辻沙絵選手(22)(日体大)に決まった。

大賞

競泳 木村敬一 26(東京ガス)

優秀賞

ボッチャ 日本チーム
車いすラグビー 日本代表チーム

新人賞

陸上 佐藤友祈(ともき) 27(WORLD―AC)
陸上 辻沙絵 22(日体大)

木村 競技普及にも貢献

 選考委員会では、まず藤田委員を座長に選出。その後、各委員が大賞候補を推薦し、大賞は木村とボッチャ日本チームに絞られた。木村については「顕著な成績を残し、2位の種目も1位と大差ない記録だった」(山脇委員)、「日本パラリンピアンズ協会理事として競技の普及と振興に貢献している」(大日方委員)との評価のほか、「5種目を泳ぎ切った姿に多くの人が感動した」との声も出て、大賞選出が決まった。

 優秀賞は、全委員が「ボッチャと車いすラグビーに」との意見で一致。ボッチャは、「あまり知られていない競技を広く知らしめた」(大久保委員)と普及面の貢献が高く評価された。車いすラグビーは「歴史に残る偉業で、国中に影響を与えた」(鳥原委員)との理由が述べられた。

 このほか、陸上男子400メートルリレー(切断など)や車いすテニス女子の上地(かみじ)結衣(エイベックス)らの名も挙がったが、受賞に至らなかった。

 新人賞は、佐藤と辻が事務局推薦で候補に追加。「競技開始から短期間で伸びしろがあり、次大会への期待も含めて選出したい」(大日方委員)と、ダブル受賞が決まった。

◇日本パラスポーツ賞選考委員
大久保春美(日本障がい者スポーツ協会理事・技術委員長)大日方邦子(日本パラリンピアンズ協会副会長)河合純一(同協会会長)鳥原光憲(日本障がい者スポーツ協会会長)橋本聖子(参議院議員)藤田紀昭(日本福祉大教授)増田明美(スポーツジャーナリスト)山脇康(日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会委員長)=以上50音順、敬称略
▽読売新聞社 山口寿一(グループ本社代表取締役社長)石井一夫(東京本社取締役事業局長)

(2016年12月8日 読売新聞)