日本記者クラブ賞 尾崎文化部長に決定

日本記者クラブ(伊藤芳明理事長)は4月27日、2016年度の日本記者クラブ賞を読売新聞東京本社の尾崎真理子文化部長(56)に贈ることに決めました。この賞は、報道・評論活動などを通じて顕著な業績をあげ、ジャーナリズムの信用と権威を高めた日本記者クラブ会員、法人会員社に属するジャーナリスト個人に贈られるものです。読売新聞の記者が受賞するのは、橋本五郎特別編集委員(2014年度)、竹内政明論説委員(2015年度)に次いで3年連続になります。

 尾崎部長は1992年に文芸担当に就き、2003年まで約10年、文芸月評を執筆。多くの作家を取材し、新たな証言を引き出してきました。

 14年出版の「ひみつの王国 評伝石井桃子」(新潮社)では芸術選奨文部科学大臣賞なども受賞。「戦前、戦中、戦後を通して書くことにこだわった女性文学者を描ききり、女性記者による出色の評伝としてジャーナリズムにインパクトを与えた」と評価されました。

 尾崎部長は「明治期に尾崎紅葉、正宗白鳥らが入社して読売の文芸欄が評判をとって以来、120年余の伝統を受け継いで私たちの仕事があります。同時代の作家が命を削って生み出す創作の価値を、今後もできる限り正確に伝えていきたいと思います」と述べています。

尾崎真理子文化部長
尾崎真理子文化部長