地域・世界のために

1.防犯の取り組み

全国読売防犯協力会

読売新聞販売店のスタッフは、配達や集金業務を通じて、日常的に地域住民と触れ合う機会があります。「全国読売防犯協力会」(Y防協)は、こうした販売店スタッフの仕事上の特徴を生かし、地域の安全を守るボランティア活動を推進するために、読売新聞の専売店(読売センター=YC)3,343店で組織した団体です。YCの事業パートナーである読売新聞社もその活動を応援しています。

活動の主な柱は、①不審者を発見した際の積極的な110番通報②不審者などに追われた子どもをYCに避難させる「こども110番の店」活動の推進③高齢者の見守りや声掛け④ミニコミ紙やチラシを使った防犯情報の発信――など多岐にわたります。Y防協は警察とも連携し、全国47都道府県警察本部と防犯覚書を締結しています。

「ぼうはん日本」のホームページ
「ぼうはん日本」のホームページ

防犯セミナー、リーフレット制作

「防犯セミナー」は、Y防協に所属する講師による防犯や交通安全に関する講習会です。2006年から各地で行い、学校や町内会、老人会などからも要請を受けています。また、「子ども、女性、お年寄りを守る」をテーマに、各種のリーフレットを作成し、読者や学校、警察署などに配布しています。

小学校で行われた防犯セミナー
小学校で行われた防犯セミナー
防犯リーフレットの数々
防犯リーフレットの数々

地域の見守り

YCスタッフが販売エリア内の家庭の異変に気づき、急病人の救助につながった事例が数多くあります。このため、YCを地域ごとに束ねる読売会や読売会支部は、自治体などと高齢者見守りに関する協定を締結し、異変を通報する体制作りに取り組んでいます。

2.防災分野の取り組み

未来へ紡ぐリレープロジェクト

「未来へ紡ぐリレープロジェクト」は、阪神大震災と東日本大震災の被災地に住む子どもたちに交流してもらう活動として始まりました。震災の教訓を風化させず、子どもたちに防災への理解を深めてもらうことを目的に、読売新聞大阪本社が2014年から19年までに、岩手、宮城、福島、熊本を訪問し、地元の人々との交流を通じ防災について学んできました。

20年度は新型コロナの影響により訪問を自粛し、オンラインで防災ワークショップを開催。また21年度からは、「語り継ぐ」に加えて「いま何ができるのか」をテーマに、講師を招いて授業を行い、オンラインで配信しています。今後も子どもたちの防災学習を止めることのないようプロジェクトを継続していきます。

未来へ紡ぐリレープロジェクトHP

2019年8月20日 被災した子供たちの学び場「コラボ・スクール女川向学館」にて意見交換
2020年8月 復興支援に携わる認定NPO法人カタリバによるワークショップを行う様子

3.大阪・西部本社、支社、総支局が手がける主な活動

読売新聞社が取材拠点とする日本各地の本支社や総支局でも、地域に根ざした取り組みを行っています。

  
事業名概要支社・総支局名
札幌マラソン 札幌市の真駒内公園を発着点に、同市内を走るロードレース大会。 北海道支社
いわて健康塾 無料の健康講座。 盛岡支局
写真コンテスト 高校生らが対象の写真コンテスト。 秋田支局、山形支局
ふれあいの詩基金 障害者支援のための福祉基金。 さいたま支局
群馬県駅伝競走大会 12区間54キロを都市対抗で競う駅伝。 前橋支局
カーター記念黒部名水マラソン 富山県黒部市の山・川・海を駆け抜ける自然豊かなマラソン大会。 北陸支社
北陸ジュニア竜王戦 北陸3県の中学生以下最強棋士を決める大会。 北陸支社
ふるさと全国県人会まつり 全国38道県人会などが、伝統芸能の披露や名産品などの販売を行う。 中部支社
読売犬山ハーフマラソン 愛知県犬山市にある国宝・犬山城下を走る大会。 中部支社
小豆島オリーブマラソン全国大会 国内のオリーブ栽培発祥の地・小豆島を駆け抜けるマラソン大会。 大阪本社
KIX泉州国際マラソン 大阪府南西部・堺市などの泉州地域を海沿いに走るマラソン大会。 大阪本社
サイエンス・フェスタ 関西最大規模のファミリー向け夏休み科学実験イベント。 大阪本社
防府読売マラソン 山口県のキリンレモンスタジアムソルトアリーナを発着点に同市内で行われるマラソン大会。 西部本社