新聞がとどくまで

新聞には、
朝刊夕刊
があります!

朝刊と夕刊で配達する時間が違うから、
新聞社では1日の中でふたつの新聞が同時につくられています。

実際の流れを見てみよう! 実際の流れを見てみよう!

(1)取材
(1)取材
新聞記者は、人の話を聞いたり、
事件や事故の現場に
行ったりして取材をします。
取材は朝から夜まで続きます。

記者は、こうした取材によって、
記事の材料を集めます。

(2)編集
(2)編集
取材を終えた記者たちは、
記事を書きます。
記事は、間違いがないように
責任者がチェックします。

新聞に載せられそうな記事を集め、
全体の打ち合わせに入ります。

(3)編集会議
(3)編集会議
会議では、どの記事を
どのページにのせるか、
話し合って決めます。

会議が終わると、
紙面作りが始まります。

(4)紙面レイアウト、校閲
(4)紙面レイアウト、校閲
記事や写真をレイアウトし、
記事に間違いがないかを
チェック(校閲)します。

いよいよ印刷です!
全国各地の印刷工場へ
ページのデータが送られます。

(5)印刷
(5)印刷
朝刊はみんなが寝る時間に、
夕刊はお昼ごはんを
食べる時間に、
印刷工場がフル回転で印刷します。

印刷が終わると、
折り込みチラシが差し込まれ、配達に向かいます。

(6)配達
(6)配達
朝刊はみんなが起きる前に、
夕刊は学校が終わるころに
家に届けられます。

新聞がとどくまでのながれ 新聞がとどくまでのながれ

  1. 1 取材
    1 取材
  2. 2 編集
    2 編集
  3. 3 編集会議
    3 編集会議
  4. 4 紙面レイアウト、校閲
    4 紙面レイアウト、校閲
  5. 5 印刷
    5 印刷
  6. 6 配達
    6 配達

 新聞記者は、たくさんの人の話を聞いたり、事件や事故の現場に行ったりして取材をします。図書館などで資料を調べたりもします。記者会見などで発表されるものについて記事を書くだけではありません。
 読売新聞では、政治部や経済部、社会部、運動部などといった担当ごとに分かれて、それぞれの分野で必要な人に取材します。対象は、首相や国会議員のほか、企業の社長、警察官や弁護士、スポーツ選手や芸能人、街で暮らす一般の人など様々です。話を聞きたい人の家に行く「夜討(う)ち朝駆(が)け」も独自ニュースをつかむための取材手法です。

1.取材

 記者は、こうした取材の合間に記事を書いています。その日に起きた出来事の記事を急いで書き上げるため、締(し)め切り時間と格闘(かくとう)することもしばしば。出来上がった原稿は、デスクと呼ばれる責任者がチェックします。

2.編集

 その日の朝刊、夕刊に掲載する主な記事は、「立ち会い」と呼ばれる編集会議で話し合われます。この会議に入ることを、相撲の取り組みが始まることになぞらえて「土俵(どひょう)入り」などと呼びます。社会部など編集局各部のデスクがそれぞれ候補(こうほ)の記事を出して内容や重要性を説明します。

3.編集会議

 記者が書いた原稿は、校閲(こうえつ)記者と言われる人たちがチェックします。字や数字などに間違いがないか記事がレイアウトされた後も、細かくチェックを続けます。レイアウトを担当するのは、編成(へんせい)記者です。記事を読み、見出しを付けて各ページのデザインを決めます。編成(へんせい)記者は、各記事の最初の読者というわけです。

4.紙面レイアウト、校閲(こうえつ)

 コンピューターでレイアウトされた紙面は広告とドッキングします。読売新聞は全国30か所の印刷工場で印刷されます。きれいなカラー面は、最大16ページ印刷できます。

5.印刷

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 出来上がった新聞は、トラックに積み込まれて全国の販売(はんばい)店に運ばれます。配達員が自転車やバイクに新聞を載せ、一軒(けん)一軒、みんなの家に届けています。雨の日には、新聞がぬれないように1部ずつビニールに包んで配達します。

6.配達