この国で長く親しまれてきた能、狂言、歌舞伎、文楽など伝統芸能の芸術性や、漆芸、陶芸などの伝統工芸の技術と品質の高さは、日本人が誇りとし、守っていきたい貴重な遺産です。世界に類を見ないものとして、海外から高く評価される一方、後継者不足や原材料の確保難が大きな課題になっています。

　読売新聞社は、様々な企業、団体、自治体および個人にも呼びかけて、日本の「伝統文化」を守る機運を高める運動に取り組みたいと考え、２０２３年６月に伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」をスタートしました。

　本プロジェクトでは、鑑賞や体験、学びの機会を作り出すことで伝統文化に触れ、魅力の再発見につなげることを目指します。また、技の保存と継承、後継者の育成、道具や原材料の生産者支援を図るとともに、訪日外国人及び海外への発信をめざした取り組みを進めてまいります。