書籍のご紹介

　このシリーズは、読売新聞医療部による全国主要医療機関への独自アンケートをもとに、手術件数などの詳しい治療実績を病気ごとにまとめたものです。それぞれの病気については、専門記者がわかりやすく解説を加えています。

• 　今回は、変形性膝関節症、変形性股関節症、頸椎けいつい椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄きょうさく症、関節リウマチなど、多くの方が悩みを抱える首・腰・膝・関節の病気を幅広く取り上げました。掲載医療機関は延べ３０４９に上ります。さらに、膝・股関節の人工関節置換術、加齢で起きやすい首・腰の病気、脊椎脊髄外科手術の最新事情など、各分野の名医がＱ＆Ａ方式で、知っておくべき情報をお伝えしています。
• 　病院選びのガイドとしても、病気や治療を知るための読み物としても役立つ一冊です。

CONTENTS

◎インタビュー

• 谷垣禎一さん　自転車事故で頸髄を損傷。気づいたのは「自助」の大切さ
• 冨士眞奈美さん　手首、足首、鎖骨、胸椎......数知れぬ骨折歴を経て

◎Q＆A

• 加齢で起こりやすい 首・腰の病気
• 脊椎脊髄外科手術の最新事情
• 進化を遂げた 膝・股関節の人工関節置換術

◎知っておきたい手術数・治療数の実績データ

• 変形性膝関節症―歩行時に痛みが発生。手術は「骨切り」と「人工膝関節置換」
• 股関節の病気―傷んだ股関節を人工関節に置換も。ナビシステムで、より正確な位置合わせに
• 肩の痛み―長引けば手術を検討。腱けん板断裂の人工関節は「リバース型」が主流
• 関節リウマチ―薬で進行を抑制できるが、調整に技術が必要なため専門医の受診を
• 首の病気―医師の繊細な技術が不可欠。事前によく検査し、手術が必要かの見極めを
• 腰の病気―腰痛は排尿障害が出たら手術。椎間板ヘルニアは薬を注入する治療も
• 骨折治療―高齢化で脆弱ぜいじゃく性骨折が増加。「大腿だいたい骨近位部」は手術が原則
• 手外科―けがや切断、病気にも対応。豊富な経験を持つ専門医に受診を

【医療ルネサンス】

• 変形性股関節症
• 肩の痛み
• 関節リウマチとお金
• 脊髄損傷に挑む
• 骨折治療の今
• 思春期の側彎そくわん症
• 続・思春期の側彎症
• 足の病気