新聞販売店の仕事
読売センター(YC)での基本的な仕事の内容と、YCで働きながら学校に通う読売育英奨学生制度をご紹介します。
全国に約6600店の読売新聞販売店
YCは、読売新聞グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます。YCスタッフは一軒一軒のお客さまに満足していただくことを使命として配達などの仕事を行っています。日々の仕事を通じて、地域の安全に気を配るなど「街の見守り隊」の役割も担っています。YCはこれからも地域の発展に貢献してまいります。
YCの基本的な仕事の内容
配達
新聞を積んだトラックが販売店に到着したら、新聞の種類や数量を確認します。折り込みチラシを新聞にはさみ、配達区域ごとに仕分けをします。雨の日には専用の機械で新聞にポリ袋をかけます。
自転車やバイクなどに新聞を積み込み、担当区域内の読者に対し、毎朝決まった時間に新聞をお届けします。
集金
読者を訪問し、購読料金を集金します。購読特典冊子なども併せて配布します。
営業
新聞購読などをお勧めするため、各ご家庭を訪問します。
エリアマネジメント
配達、集金、営業の仕事を通して、担当するエリアの顧客管理を行います。
読売新聞スタッフのアルバイト・パート・正社員求人情報
読売育英奨学生制度
読売育英奨学生制度は、朝・夕の新聞配達などの業務に就き、学費の支援を受けながら大学や専門学校に通える制度です。1964年(昭和39年)11月に設立され、新聞業界において最も長い歴史があります。これまでに約8万人が利用しています。 学校の入学金や授業料は、読売育英奨学会が入学から卒業まで立て替え、その返済は勤務年数に応じて一定額まで免除されます。奨学生には、給与が毎月支給されます。
また、就職活動の支援策として、奨学生が希望すれば読売育英奨学会理事長の推薦状を発行します。
説明相談会を各地で開いています。奨学生制度の実施地域や詳しい内容は、下記のホームページをご覧ください。
エリア | 詳細お問い合わせ先 |
---|---|
首都圏・札幌地区・仙台地区 | 読売育英奨学会open_in_new |
京阪神地区 | 読売育英奨学会大阪事務局open_in_new |
九州地区 | 西部読売育英奨学会open_in_new |
奨学生スタッフ紹介
「必要とされる人材を目指して」
川崎地区 YC新川崎(神奈川)
芦 峻生(あし・りょうせい)さん(19)
専修大学経営学部2年
実家は東京・荻窪のYCで、両親はともに読売育英奨学生出身です。私は3人兄弟の長男で、弟の進学が続くことから、家計に負担をかけないようにと考えていました。実家のYCで働くと「やりにくい」こともあるのではないかと考えたこともあり、両親からの勧めが決め手となり、親と同じ読売育英奨学生を選びました。
専修大学経営学部への進学が決まり、育英奨学生の育成・稼働で定評のあるYC新川崎(近藤浩司所長)にお世話になることになりました。同じYCには他に育英奨学生が3人働いています。
読売本紙だけでなく経済紙読者も多いYCです。配達担当エリアはマンションが多く、団地も4棟あります。私は朝刊のみの配達で、約320部をバイクで配達しています。階段を上がっては下りることが多く、結構、時間がかかります。
午前0時半ごろ起床し、YC近くのアパートからバイクで出勤、折り込み・配達とおおむね午前4時頃に終了します。寝坊して遅れた時、急いで運転していたら、雨上がりの交差点で転倒しました。幸いけがはありませんでしたが、以後、運転には細心の注意を払うようになりました。それでも、配達を早く終わらせると達成感があります。同じような仲間がいることは、それだけで励みになります。
1限目からの授業がある日は午前8時までに朝食を済ませ、登校しています。学校は同じ川崎市内ですが、電車を乗り継いで1時間近くかかります。1、2年は必修科目が多く、午後7時近くに帰宅することもあります。このため夕刊配達に代え、YCのデリバリー業務のほか、YC内勤・電話番の担当をしています。
経済関連の資格に関心を持ち進学したものの、やりたいことが決まらずにいました。そんな中、システムエンジニアの資格について話していて、大学でそのような知識を持つ人材が必要とされていると聞き、まだ将来が定まらない自分はそのような人材を目指したいと考えています。
奨学生仲間と励まし合いながら、働いています。
(学年等は取材時=2023年春時点)