新聞販売店の姿

YCの仕事について

 読売新聞販売店は、読売新聞社から届けられた新聞を配達し、読売新聞社の事業パートナーとして情報を届ける「最終ランナー」の役割を担っています。他紙も扱う店舗を含めると、全国に約6600店あり、約5万人のスタッフが働いています。このうち読売新聞の専売店は約3100店で、読売センター(YC)と呼ばれています。店内に託児所を設けたり、外部の託児所と提携したりして、女性が働きやすい環境づくりに努めているYCもあり、全スタッフの約4割は女性が占めています。

 インターネットが普及した今日においても、新聞への信頼は厚いものがあり、販売店はその信頼を支える役割を担っています。

地域と共に歩む販売店

 YCは、新聞という公器を日々配達する事業者としての社会的責任を果たすことを目指しています。地域の隅々まで知っているYCスタッフは、新聞配達だけでなく、小口荷物の宅配を行う「YCお届け便」やマクドナルドの配達を行う「マックデリバリー」などを通じて、地域の安全に気を配っています。また、読み終えた新聞を回収する「エコシェアリング」や産直品販売などの独自サービスを行っている店舗もあります。

 YCは、地域住民から喜ばれる様々な社会貢献活動を行うことで地域コミュニティーになくてはならない存在となるため、2023年に「あなたの街の読売センター運動」を創設し、「1YC 1活動」をうたい、各YCが地域に密着した活動を展開しています。「あなたの街の読売センター運動」では、その中で模範となる活動に取り組んでいるYC等を顕彰しています。

配達力を生かした新たな取り組み

 地域を知り尽くした配達スタッフを抱えるYCでは、その配達力を生かして宅配業務やフードデリバリー業務にも参入し、迅速な配達と丁寧な接客で好評をいただいています。新聞の読者だけでなく、様々な品物やサービスをお届けすることで地域のみなさま方と様々なつながりを持ち、地元に密着した欠かせない存在として地域に貢献していきたいと考えています。

YCお届け便

 ECサイトなどで注文されたお荷物をYCスタッフがお届けするサービスです。2019年6月に都内の一部地域からスタートし、21年8月に東京都内全域(島嶼とうしょ部を除く)に、22年には千葉、神奈川、埼玉にエリアを拡大しました。1都3県を対象に約800のYCが、7荷主、1日約1万個のお荷物をお届けしています(23年9月現在)。

マックデリバリー

 日本マクドナルドが全国で展開する「マックデリバリーサービス」で、YCスタッフがマクドナルド商品をお届けするサービスです。2021年5月より本格的に全国でのサービス提供を始め、26都道府県、約250店のマクドナルド店舗にて、YCスタッフが1日当たり1000件超のマクドナルド商品をお届けしています(23年9月現在)。