新聞販売店の仕事

読売センター(YC)での基本的な仕事の内容とYCで働きながら学校に通う読売育英奨学生制度をご紹介します。

YCの店舗数は他紙より多く、配達エリアが比較的コンパクトなため、仕事に早くなじめるという利点があります。YCスタッフは、お客様の信頼に応えるため、新聞を配達する時にはYCユニホームを着用しています。また新聞購読をお勧めする際、YCユニホームと共にYC社員証も身に付け、公正なセールスに努めています。

YCは、1軒1軒のお客様に満足していただくことが使命です。読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます。

販売店での勤務をお考えの方は、最寄りのYCにお問い合わせください。

新聞に折り込みチラシを挟む販売店スタッフ
新聞に折り込みチラシを挟む販売店スタッフ

基本的な仕事の内容

(1)配達

新聞を積んだトラックが販売店に到着すると、新聞の種類や数量を確認します。

折り込みチラシを新聞にはさみ、配達区域ごとに仕分けをします。雨の日には専用の機械で新聞にビニールをかけます。

自転車やバイクなどに新聞を積み込み、担当区域内の読者に対し、毎朝決まった時間に新聞をお届けします。

(2)集金

読者を訪問し、購読料金を集金します。購読特典冊子なども併せて配布します。

(3)営業

新聞購読などをお勧めするため、各ご家庭を訪問します。

(4)エリアマネージメント

配達、集金、営業の仕事を通して、担当するエリアの顧客管理を行います。

読売育英奨学生制度

読売育英奨学生制度は、朝・夕の新聞配達などの業務に就き、学費の支援を受けながら大学や専門学校に通える制度です。1964年(昭和39年)11月に設立され、新聞業界において最も長い歴史があります。これまでに約8万人が利用しています。

学校の入学金や授業料は、読売育英奨学会が入学から卒業まで立て替え、その返済は勤務年数に応じて一定額まで免除されます。奨学生には、給与が毎月支給されます。賞与を支給するコースもあります。

また、就職活動の支援策として、奨学生が希望すれば読売育英奨学会理事長の推薦状を発行します。卒業時にはお祝い金も贈ります。

説明相談会を各地で開いています。奨学生制度の実施地域や詳しい内容は、下記のホームページをご覧ください。

エリア 詳細お問い合わせ先
首都圏 読売育英奨学会
札幌地区 札幌地区の読売育英奨学生制度
仙台地区 仙台地区の読売育英奨学生制度
京阪神地区 読売育英奨学会大阪事務局
中京圏 中部読売育英奨学会

奨学生スタッフ紹介

夢は舞台俳優 励む日々

読売センター洗足(東京都)

西條深優(さいじょう みゆ)さんさん(19)

「奨学会が夢への道筋をつけてくれたと思う」と語る西條さん
「奨学会が夢への道筋をつけてくれたと思う」と語る西條さん

 NHK総合テレビで2017年12月20日に放映された「WANIMA18祭(フェス)」で、日本全国の熱い思いを抱く18歳世代の代表の一人として紹介されました。
 東京・大田区の読売センター洗足(新島隆所長)で新聞配達をしながら、専門学校の「声優・演劇科」で学び舞台俳優を目指す日々を過ごしています。午前1時半に起床し配達後に予習復習を済ますと、急いで学校に向かいます。そして、授業終了と同時に夕刊配達のため販売店に取って返します。「こんなに厳しい仕事があるとは思わなかった」というのが率直な感想ですが、配達業務自体の辛さというより、稽古の時間が思うように取れないことへのもどかしさの方が強いです。
 出身は仙台市です。高校は進学校で、「才能ある人が飛び込んでくる東京で、本気になって舞台俳優を目指したい」と進路について話すと、大学進学が当たり前と思っていた両親や教師も「あきれを通り越して理解不能」の状態でした。そして、すぐに猛反対を受けました。
私は子どもの頃から、幼稚園の代わりにモダンバレエのスクールに通い、好きなダンスや歌を通して「表現することの楽しさ」を知りました。だから、舞台俳優はいつのまにか自然と描かれていた将来の自分でした。「大学に行ってから考えてもいいのでは」と両親に説得されましたが、「自分の思うようにしていたらと後悔したくない」と譲る気はありませんでした。
 そんな時、学校の掲示板で目にしたのが「読売育英奨学会」です。学費を奨学会が全額立て替えとあることに、「これで両親に負担はかけない、と説得できる」と思いました。説明会に足を運ぶと、最後は両親も納得して東京へと送り出してくれました。
 憧れる俳優は高畑充希さんです。「芯の通った演技ができる女優さん」だと思うからです。
 仕事は厳しいですが、新島所長もスタッフも親身になって応援してくれます。入店早々、休刊日を間違え出店しなかった自分を懸命に探してくれた時はうれしかったです。
2年生になると、大手プロダクションの合同オーディションも本格化します。多くの壁が待ち構えているとは思いますが、何とか好きなことを仕事にしたいと思っています。

海外が夢 独り立ちまで帰省しない

YC八王子楢原(東京)

千葉駿作さん(22)

「海外で活躍できたら」と語る千葉さん
「海外で活躍できたら」と語る千葉さん

 北海道十勝平野のほぼ中央部に位置する音更(おとふけ)町の実家を離れ3年が過ぎましたが、いまだに1度も帰省していません。「社会人として独り立ちするまで帰らない」と心に決めているからです。
 高校卒業後、大学受験に二度失敗。失意のどん底にあった時、祖父から「親元を離れて自分の力で頑張ってみたら」と言われました。新聞奨学生の経験を持つ父の助言もあり、東京に出て読売新聞奨学生としての道を選びました。
 多摩西部地区・YC八王子楢原(櫻井正明所長)に入店し、予備校に通いながら勉強を続けて、法政大学法学部国際政治学科に合格しました。今は、環境や貧困問題をテーマに学んでいます。
 朝刊360部、夕刊200部を配達しながら、都心まで通学しています。つらいと感じることはなくなりましたが、サークルやコンパなど学生生活を楽しむ大学の仲間を「うらやましい」と思うことは正直あります。それでも「学業と配達を両立させることが自分の力となっていくはず」と信じています。
 当初はバイクのバランスを崩し横転させ、散乱した新聞を前に途方に暮れたこともありました。配達漏れで苦情を受けたこともありました。それでも、お店から渡された配達の道順を記した表を自分なりに見直し、スピードアップやミスの防止につなげました。「失敗の中でも工夫を重ね、少しずつでも成果につながることが楽しい」と感じるようになりました。同僚から「スタッフの中で、読者とのコミュニケーションの良さは一番」と言ってもらえた時はうれしかったです。
 1年生の夏には、櫻井所長に無理をお願いして、短期のイギリス留学を許してもらいました。初めての海外でしたが、大学の講義や本などでしか知らなかった現実のイギリスを目の前に、「海外で働ける仕事に就けたら」と夢が膨らみました。今は通学時間を利用して、英語の勉強に本腰を入れています。
もうすぐ就職戦線に投げ込まれます。内定を手にしたら、「早く会いたい」という祖父や父ら家族が待つ音更町に飛んで帰るつもりです。