高齢読者の見守り活動

YC富山南部・吉野邦彦所長(富山市)

 超高齢化社会における高齢者の孤立化は地域の課題となっているため、新聞販売店として実施できる活動を二つ行っています。

 一つは、配達・集金中の読者の見守りです。数日間、新聞がポストから抜かれていない時、民生委員と情報を共有して安否確認を行っています。通常は1年に1件くらいですが、2021年は1年で10件の事例があり、早期発見し救急搬送後、一命を取り留めたケースも2件ありました。

 二つ目は、高齢者への買い物支援です。車の免許を返納した高齢者は、重い物の買い物に苦労しており、特に米は、生活に欠かせない物であることから、YC富山南部では農家から米を仕入れて高齢者宅に配達しています。(安全安心の街づくり部門)

店内にはられた読者の見守り活動を伝えるチラシを確認する吉野所長(右)とスタッフ
店内にはられた読者の見守り活動を伝えるチラシを確認する吉野所長(右)とスタッフ