新聞販売店の地域活動
読売新聞の専売店(読売センター=YC)のスタッフは、日頃の配達・集金業務などを通じて、地域の方々と様々な交流があります。そうした人とのつながりや経験を生かして、皆様に楽しんでいただけるスポーツや文化活動などのイベントを企画したり、健康・福祉、環境整備などに力を入れた地域貢献活動も行つています。また一方では、人命救助のお役に立つことのできた事例も数多くあります。全国のYCはボランティア団体「全国読売防犯協力会」(Y防協)を2004年に組織し、不審者を発見した際の通報や高齢者の見守り、防犯印刷物の配布や防犯セミナー後援などの防犯啓発で地域防犯活動にも取り組んでいます。
読売新聞社は、YCが地域の課題と向き合い、皆様との信頼関係を深めていくことも大事な使命だと考え、その活動をサポートしています。

こうしたYCの活動は、日本新聞協会からも高い評価を受けています。2019年には、埼玉県幸手市のYC幸手西(髙木康夫所長)が、日本新聞協会が地域社会に密着した新聞販売店の活動をたたえる「地域貢献賞」を受賞しました。かつて日光街道の幸手宿として栄えた町の活性化を図るため、2009年10月から古民家再生事業に取り組むとともに、月2回発行するミニコミ紙「タウンプレスよみうり」を通じて町の歴史文化の発信に努めています。市民祭りなどの際にはミニコミ特集号の発行も行っています。また12年から毎年、東日本大震災の復興支援チャリティー野球教室を開催。巨人軍OBの元プロ野球選手から市内の少年野球チームを直接指導してもらい、同時に募金活動を行っています。この他に髙木所長はこれまで県教育委員会委員長、市PTA連合会会長を務めるなど、教育現場にも貢献してきました。こうした多岐にわたる地域への積極的な取り組みが評価されました。